Craft Garden

1993年生まれのゆとり世代の僕が、アニメや映画、読んだ本の感想や、社会に対する不満などを書いてます。

アニメ『結城友奈は勇者である』最終回を終えて

※この記事はネタバレを含みます

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以前にも記事にしましたアニメ『結城友奈は勇者である』の最終回を見終えましたので本作の感想を。

 

5話以降、何かと話題になったこのアニメ。

本作のBD・DVDやこの物語の2年前の前日譚になる『鷲尾須美は勇者である』のイラストノベルの売り切れ店舗が続出し、BD・DVDは一時製造が間に合わないなどいろいろ話題になりました。

 

このアニメは空気によって意思決定がなされてしまう日本型共同体の暗の部分をよく描いているし、僕の中で何か先の大戦の日本軍と重なる部分がありました。

 

最終回のタイトル「貴女に微笑む」は山桜の花言葉

結城友奈の世界観と山桜というワードで真っ先に本居宣長の歌を思い浮かべました。

敷島の 大和心を 人問わば 朝日に匂ふ 山桜花

大東亜戦争も末期の昭和19年10月に編成された神風特別攻撃隊。特攻の初陣を切った最初の4隊の名称はこの本居宣長の歌から取られ、それぞれ敷島隊、大和隊、朝日隊、山桜隊と名付けられました。

僕の勝手な想像になりますが、恐らく特攻隊員の多くは日本が負けると分かっていただと思うんです。皆優秀な方々だったわけですから。敷島隊隊長で、護衛空母セントローを撃沈し、初めて特攻による戦果を挙げたとされる関行男大尉が、出撃前に「日本もおしまいだよ」と語ったように。しかし自分が行かないで誰がやるんだと。

そんな僕の想像の中の特攻隊と、自らの身体を、本作の世で崇められいる神樹の供物として捧げ人類の敵と戦う結城友奈の世界観が僕の中では重なる部分がありました。

結城友奈の世界は今から300年後の神世紀の四国という設定(四国以外滅びている模様)のようですけど、いつの時代も犠牲になるのは若者なんだと。

 

それで最終回の感想ですけど、正直微妙だったかなと。

なんというか20分でいろいろ詰め込みすぎてる。

バーテックス倒した→供物が返ってきた→後は後の勇者に託します

ちょっと詰め込みすぎててせめてあと2、3話は欲しかったな。

 

なんで供物が返ってきたのかという説明もないし。

ネット上では「なんで供物が返ってきたんだよ」とか「反逆を起こした東郷に神樹様がビビった」とかいろいろ言われていましたけど、この供物がなんで返ってきたのかということをいろいろと自分で考えてみた結果、7話での旅館で勇者部の5人が食事をしているシーンを思い出しました。

このシーン↓

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風が「お供え物って時間が経てば自分で食べてしまっていいのよね」というシーン。

これが伏線だったのでは?と自分は思っています。

つまり「神樹に捧げたお供え物(自分の身体の一部)は時間が経ってしまったので(勇者として用済み)自分に返ってきた」という解釈。

8話で乃木園子(2年前に東郷(鷲尾須美)と共に戦っていた勇者)が満開による後遺症というワードを供物というワードに置き換えた辺りを考えてみても。

 

このシーンを見る限り↓

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園子にも供物が返ってきたのだと思うけど、この考察が自分の中では一番納得がいきますね。

 

 また、いろんな考察がネット上でなされている、文化祭の演劇中での友奈の立ちくらみについて。

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まぁなんの意味もないことはありませんよねw

ネット上では「実は友奈だけはまだ勇者でバーテックスと戦っているのではないか?」とか言われてますけどどうなんでしょうね・・・

 

そして本編は終わってさらっと出てきたこれ↓

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右下に書いてあるなんとも意味深な「結城友奈の章」という文字。

また友奈達以外の勇者の物語でも描くつもりなんだろうか。

 

だけど最終回ちょっと詰め込みすぎててなんだかなぁ・・・

 

放送終了後、製作スタッフのブログで一部の設定の解説がされていましたけど、説明不足というか、それは作中にやってほしかった。

古事記大国主の国譲りの話が背景にあるとか今言うのかよwと。

だから東郷さんが大和神話とか英霊とか国防とか言ったりとやたら愛国的に描かれていたのかな。

 あと、なんで今から300年後の話なのに、科学技術やらが進んでいないのかってのも。

これについてはなんの説明もないし、アニメを見てもよくわからない。

まぁこのアニメは深読みを要する作品なので、見落としはできないのでまた見返す必要があるようですね。

 

しかし最終回が微妙だったとはいえ、僕がみてきた2014年のアニメの中ではナンバー1アニメであります。

本作とよく比較されて語られていた『魔法少女 まどか✩マギカ』よりも僕はこっちの『結城友奈は勇者である』の方が好きですね。

 

しばらくこのアニメに関してはもうちょっといろいろな方の考察を見てみることにします。

 

 

 

 

 

 

鷲尾須美は勇者である

鷲尾須美は勇者である