Craft Garden

1993年生まれのゆとり世代の僕が、アニメや映画、読んだ本の感想や、社会に対する不満などを書いてます。

【本の感想】『TYPE-MOONの軌跡』/坂上秋成【TYPE-MOONの歴史書】

本書は小説家、文芸批評家の坂上秋成氏が、日本のコンテンツ文化を語る上で欠かせない存在となったTYPE-MOONの魅力を綴った本です。

TYPE-MOONの歴史書として

『TYPE-MOONの軌跡』というタイトルの通り、TYPE-MOONの誕生から、日本のコンテンツ界で輝く現在に至るまでの、”軌跡”が非常に読みやすい文章で詳述に書かれています。

『空の境界』『月姫』『Fate』『魔法使いの夜』等の諸作品がどのようにて世に送り出されてきたのかも凄く分かりやすくまとめられていると思います。

TYPE-MOON作品が好きな(特に『魔法使いの夜』)僕も知らない情報があったりしてかなり面白く読むことができました。

最近『Fate/Grand Order』でTYPE-MOONを知ったようなファンの方は特に面白く読むことができるのではないかなと思います。

但し本書では諸作品の物語の核心に触れることも書かれています。

なのでネタバレ等を気にされる方はまずは一度作品に触れてから読まれることをおすすめします。

ただ、ネタバレには十分配慮された構成にはなっていると思います。



古くからのファンには物足りないかも?

『月姫』の頃からファンだぜ!というような古くからのファンの方々には少し物足りないと感じるかもしれませんね。

大半は基本的な情報がまとめられている内容なので。

但し著者のTYPE‐MOONへの愛が籠った文章を読むだけでも十分に価値のある本だと思います。

『魔法使いの夜』が知れ渡ることに期待

TYPE‐MOON自体は多く語られるものの、『魔法使いの夜』について語られることは少ないように感じています。

『魔法使いの夜』についてかなり詳しく書かれている本書はそれだけで価値がある本だと思います(笑)

本書をきっかけに『魔法使いの夜』に興味を持ってるくれる方が増えてくれることを願っています。